全国のドクター14,472人の想いを取材
クリニック・病院 156,659件の情報を掲載(2026年9月18日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 渋谷区
  4. 渋谷駅
  5. 渋谷駅前メンタルクリニック
  6. 小祝 信広 先生

小祝 信広 先生の独自取材記事

渋谷駅前メンタルクリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2026/09/11

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック main

渋谷駅から徒歩3分という利便性や環境の良さはいうまでもなく、医師やスタッフの温かな対応が印象的な「渋谷駅前メンタルクリニック」。2025年3月の開業以来、忙しいビジネスマンや学生など幅広い年代の患者が足を運び、4人の医師が誠意を持って患者に向き合っている。抑うつ、適応障害、不眠などの相談に加え、大人の発達障害にも対応。MSPAをはじめとした各種心理検査によって状況を可視化し、適切な支援策や治療計画を立てる。症状が悪化する前の「予防」にも注力し、臨床心理士・公認心理士によるカウンセリング、漢方医療や栄養指導なども取り入れている。今回は、丁寧な説明が印象的な小祝信広先生に、クリニックの特徴や診療方針などを詳しく聞いた。

(取材日2026年7月28日)

渋谷駅近くに開業。立地も雰囲気も「通いやすさ」重視

小祝先生から見た、このクリニックの特徴を聞かせてください。

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック1

内科と精神科の両方に精通する唐渡院長をはじめ、メンタルと内科を総合的に診られる医師、精神医療に関する深い知識を持った医師が複数名在籍しています。医師がそれぞれの個性と経験を生かし、さまざまなニーズに対応できる体制を整えています。また、精神科受診へのハードルはまだまだ低いとはいえませんので、患者さんに「気軽に通えそう」と感じていただけるよう、開業時にさまざまな工夫を取り入れたと院長から聞いています。具体的には、渋谷駅から徒歩3分という立地、明るく居心地の良い空間、平日の夜間までの診療時間などです。

これまでのご経歴や、精神科を選んだ理由も教えてください。

私は最初から医学部に入ったのではなく、大学の数学科を卒業してしばらく社会人を経験した後に医療に興味を持ち医学部に入学しました。精神科は画一的なガイドラインどおりにいかないことが多く、患者さんに合わせたオーダーメイドな治療が求められる点に惹かれました。北海道の旭川医科大学卒業後は東京に戻ろうと思っていたのですが、すっかり北海道が気に入って。約17年間、北海道の精神科病院で経験を積みました。その間に、目標としていた専門性を一通り身につけられたこと、首都圏での診療も経験したいという考えが強まったことから、2026年4月から当院で診療しています。

どのような患者さんが来院しますか?

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック2

渋谷という場所柄、近隣の企業に勤務する20~30代の若いビジネスマンの方が、抑うつ、適応障害、不眠などに悩んで相談に来ることが多いと感じます。渋谷は他駅からのアクセスが良いので、遠方から通う方も少なくありません。幅広い世代の方がいらっしゃいますが、大学生もとても多いですね。学生さんだと、「課題をこなせない」「学校に遅刻してしまう」といった経験から、発達障害の可能性を感じて相談に来る方もいます。発達障害については、インターネットで公開されている簡易テストを受けて当てはまると感じたという方、周囲から指摘されて来る方もいますね。今は発達障害に関する情報がたくさんありますから、それをきっかけに受診する人も増えていると感じます。

発達障害は心理検査で問題を可視化し適切な治療計画を

大人の発達障害とはどんなものなのか教えてください。

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック3

発達障害という言葉は一つの障害を指すものではなく、注意欠如多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害(LD)など、いくつかの障害をまとめて指す言葉です。私の体感では、発達障害と診断される方は、ADHDに該当する方が多いと感じます。ADHDに対しては薬物療法や心理的サポート、日常生活の工夫によって症状や生活の改善をめざしていくアプローチを行います。当院は患者さん一人ひとりに合わせたサポートに加えて、発達障害が疑われる方に、診断と支援方針の検討のために各種心理検査を行っています。

発達障害の心理検査とはどのようなものか詳しく教えてください。

心理検査には全体的なIQや得意・不得意を調べるWAIS-IV成人知能検査、発達特性や生活上の困り事を可視化するMSPA(発達障害の要支援度評価尺度)などがあります。これらを組み合わせて、多角的に発達の状態を把握します。客観的な指標を明らかにできれば、治療計画を考える過程で役立ちます。MSPAを実施するには所定の要件が求められます。当院では、これを満たした上でMSPAによる評価を行っています。もちろん検査して終了ではなく、検査結果を臨床心理士が丁寧に説明し、その後の方針を一緒に考えていきます。

発達障害の心理検査は、具体的にどのように活用するのでしょう?

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック4

発達障害の病名を特定するだけではなくて、「どんな場面でつまずきやすいのか」「どんな工夫をすれば楽になるか」という、具体的な心理的支援策や生活の工夫点を見つけるために活用できます。得意・不得意を明確にすることで、得意な部分は伸ばして、不得意な部分は環境調整やツールでカバーするといった具体的な目標も立てやすくなります。漠然とした生きづらさを抱えている方は、検査によってその原因が可視化できれば、気持ちが軽くなることもあるかもしれません。ADHDをはじめとする発達障害は、「性格の問題」や「努力不足」と誤解されてしまうことが少なくありませんから、これまで自分自身を責めていた方もいるでしょう。原因が努力不足ではなく認知特性によるものだと理解できるだけで、心が楽になるのではないでしょうか。

病気に至った経緯や背景をくんだオーダーメイド治療を

診療時に患者さんと接する際に、心がけていることを教えてください。

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック5

患者さんに無理強いはせず、納得していただいた上で治療を進めることは当然ですが、本当に必要な治療を提供することも強く意識しています。例えば薬物治療が望ましいにもかかわらず、患者さんが精神科のお薬に抵抗を感じている場合は、患者さんの不安や誤解を解消して、安心してお薬を使っていただけるよう説明します。患者さんの言うことを全肯定したほうが、患者さんの満足度は高いかもしれません。しかし、それでは回復を遅らせてしまうことがあります。そのため、時には耳の痛いこともお伝えするようにしています。だからこそ、そうした言葉も納得していただけるよう、日頃からの信頼関係が何より重要だと考えています。

休日はどんなふうに過ごしていらっしゃいますか?

今年の4月に東京に出てきたのですが、東京はおいしい飲食店がたくさんありますよね。インターネットで調べて、いろいろなお店に行くのが楽しみです。ただ、暑さや人の多さが気になるときは、無理せず涼しい自宅でのんびり過ごしています(笑)。あとは、17年間住んで北海道の良いところをたくさん知ったので、今もあの温泉に行きたいな、おいしいものを食べたいなと思うことが多いんです。北海道にはまた旅行で行きたいですね。

読者へメッセージをお願いします。

小祝信広先生 渋谷駅前メンタルクリニック6

一言で適応障害や発達障害といっても、そこに至った経緯や背景は異なりますから、オーダーメイドな治療を提供していきたいと思います。例えば適応障害なら、ただ休むことが必要な方もいれば、医師としてはお薬を使うほうが良いと判断するような方もおられ、人によって必要な治療もさまざまです。必要な治療を行うことで、患者さんが社会復帰できた姿や、別人のように表情が明るくなった姿を見られたら、医師としてこんなにうれしいことはありません。患者さんと信頼関係が築けるように、診断の根拠や治療方針についても、わかりやすく丁寧な説明を心がけてます。対話の中で「気が楽になった」と言っていただけるように努めますので、生きづらさを感じている方、心につらさを抱えている方は、ご相談ください。