松井 秀行 院長の独自取材記事
はなてん おとなこども歯科 松井デンタルクリニック
(大阪市鶴見区/放出駅)
最終更新日:2026/08/27
おおさか東線・学研都市線の2路線が乗り入れる放出駅から徒歩約6分の場所にある「はなてん おとなこども歯科 松井デンタルクリニック」。院長の松井秀行先生は、約50年にわたり地域に根差してきた父の歯科医院を引き継ぎ、2024年7月にリニューアル開業した。「小さなお子さんからご高齢の方まで、各年代に応じた適切な歯のケアを提供していきたい」と話す松井院長は、歯科医師として20年の経験を持つが、歯科麻酔についても専門的に研鑽を積んでおり、その知識や技術を駆使して痛みに配慮した治療も行っている。そんな松井院長に診療内容や、インプラント治療や小児矯正など、力を入れている治療について話を聞いた。
(取材日2026年6月25日)
家族皆が安心・信頼できる歯科医院をめざして
こちらに開業された経緯を教えてください。

私の父が約50年にわたり、鶴見区放出で営んできた「松井歯科」を受け継ぎ、2024年7月に「はなてん おとなこども歯科 松井デンタルクリニック」としてリニューアル開業しました。小さなお子さんから大人の患者さんまで、幅広い世代の方に通っていただける歯科医院でありたいという思いから、クリニック名に「おとなこども歯科」とつけました。私は父の時代から診療に携わり、多くの患者さんと向き合ってきましたが、これまで以上に地域貢献のため、皆さんとのつながりを大切にし、ご家族皆で通いやすい歯科医院になれればと考えています。
診療にあたり、大切にされていることは何ですか?
当院では、患者さんのさまざまな困り事に寄り添えるよう、虫歯や歯周病の治療といった一般歯科から小児歯科、矯正、予防歯科に至るまで、幅広く対応しています。中でもインプラント治療、小児矯正、詰め物やかぶせ物を使った修復治療についてはニーズが高いですね。診療を行う際は、幅広い選択肢を用意した上で、カウンセリングをしっかりと行うことを心がけています。主訴についてお話を伺うのはもちろん「これまで歯科医院で受けた治療で不安だったこと」や「痛みを伴う治療を経験したか」などもお聞きします。患者さんがどのようなことに不安を感じているのかを確認した上で治療方法をご提案し、患者さんの思いを尊重しながら一緒に考えることで、安心して治療を受けられるよう工夫しています。
力を入れている治療の一つであるインプラント治療の特徴について伺います。

虫歯や歯周病、外傷などで歯を失った場合、入れ歯やブリッジという選択肢もありますが、「しっかり噛みたい」「できるだけ自然な見た目を取り戻したい」といったご要望から、最近はインプラントを選ばれる方が増えています。インプラント治療は顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着するというもので、周囲の健康な歯への負担を抑えながら機能回復をめざせる点が特徴です。治療には外科手術を伴うため、不安を感じる方もいらっしゃいますが、私は歯科麻酔を専門的に学び、これまで多くの症例に携わってきましたので、その経験を生かしながら痛みに十分配慮して治療を行っています。また、事前の十分な説明と相談を重ね、患者さんに納得いただいた上で治療を進めることを大切にしています。
小児矯正は乳歯が生えそろう3歳頃を目安に相談を
院内のこだわりを教えてください。

小さなお子さんからご高齢の方まで、どなたでも気軽にお越しいただけるよう、院内は白を基調に木目調を取り入れた明るく心地良い空間にしました。通常の治療を行う診察室のほか、プライバシーに配慮した個室も備えています。また小さなお子さん連れの方にも安心して通っていただけるよう、キッズスペースを新たに設け、保育士がお子さんを見守る環境を整えました。個室のすぐ隣にあり、お子さんが元気に遊んでいる声も聞こえますし、見守りカメラも設置しているので、親御さんも安心して治療を受けていただけます。キッズスペースは季節に合わせて壁面を飾ったり、お子さんの年齢に応じて遊びを提案したりと、お子さんが楽しめるための工夫もしているので「歯医者さんに通うのが楽しみになった」といった声も多くいただいています。
小児歯科にも注力していらっしゃるそうですね。
大阪市の乳幼児健診では、1歳6ヵ月児健診と3歳児健診で歯の検査が行われますが、その後は6歳まで健診の間隔が空くので、多くのお子さんが歯科医院を受診しない状態になってしまうのが現状です。しかし、子どもの頃から定期的に歯科医院に通うことは、虫歯や歯並びの問題を早期に発見・対応するために非常に重要。大人になってからの治療負担を軽減することにもつながります。当院ではそういった未来を見据え、まずはお子さんが歯科医院に通うことが嫌いにならないよう、一人ひとりのペースに合わせて、できることから少しずつ治療を進めるよう心がけています。
小児矯正にも対応されていますが、受診の適したタイミングや矯正のメリットは?

小児矯正は、歯並びだけでなく、お口の機能の発達にも目を向けているため、乳歯20本が生えそろう3歳頃を目安にご相談いただくことをお勧めしています。診療ではまず、噛む力や舌の力、咀嚼能力などを確認し、お子さん一人ひとりに応じたサポートにつなげています。反対咬合など、早期の対応が必要な場合を除き、すぐに矯正装置を使うのではなく、MFT(口腔筋機能療法)によって舌や口周りの筋肉のバランスを整え、正しいお口の使い方の習得をめざします。その後、必要に応じてI期矯正へ移行しますが、成長期ならではの顎の成長を利用する分、骨や歯を動かしやすいのが小児矯正の特徴です。ただし、より良い結果につなげるには、ご家庭での取り組みや定期的な通院が欠かせません。当院では矯正の無料相談も行っていますので、お子さんの歯並びやお口の癖が気になる方は、ぜひ気軽にご相談ください。
小さなお子さんを育てる保護者の歯の健康にも留意されているとか。
特に、産後のお母さんは育児に追われ、ご自身の口腔ケアが後回しになりがちです。加えて、お子さんを歯科医院に連れていくことで周囲の反応を気にされ、出かけ先を選んでしまう方も多いように感じます。そのため当院では、子どもが騒いでも気兼ねなく過ごせる診察室の環境を整えています。お母さんの治療中にキッズスペースで子どもを見守る体制があれば、治療に専念できるでしょう。親子で通いやすい歯科医院として利用していただければうれしいですね。
患者のライフステージに応じたケアで歯の健康を支える
詰め物やかぶせ物の相談も多く寄せられると伺いました。

はい。小さな虫歯にはレジン修復、中程度以上の虫歯には詰め物やかぶせ物を用いるなど、お口の状態に応じて治療方法をご提案しています。中でも、見た目の自然さや耐久性を重視する方からはセラミック治療のご相談が増えています。セラミックは天然歯に近い透明感があり、汚れもつきにくく、長く美しさを保ちやすい素材で、金属アレルギーが気になる方にも適しています。当院では口腔内スキャナーを活用し、デジタルデータをもとに精度の高い詰め物・かぶせ物の製作に努めています。さらに、父の代から信頼関係を築いてきた歯科技工士と連携し、機能性と審美性の両立をめざした治療を提供しています。
今後の展望についてお教えください。
今後は、乳幼児期・小児期のお子さんに対して健康な歯を育てるための指導を行っていきたいですね。青年期・成人期の患者さんにはメンテナンスの重要性を伝え、老年期の患者さんには長く健康な歯を保つための治療を行うなど、それぞれのライフステージに合わせて長期的にサポートしたいと思っています。私自身が40歳手前で体調を崩し、数ヵ月入院したことから「自分を大切にすること」の重要さを深く考えるようになりました。患者さんにも歯の健康を通じて、自分自身のケアの大切さを伝えていきたいですね。
読者へのメッセージをお願いします。

当院では、私やスタッフを含め、地域の方々が快適に通院できる歯科医院をめざしています。ホームページでは、日常生活の中にあふれているにもかかわらず意外と知られていない、歯の症状やお口の健康に役立つポイントを発信しており、更新することは私の楽しみの一つでもあります。歯科医師として予防の大切さをお伝えしつつ、幅広い年代に対応できる治療を届けていきたいです。また今後は定期的な食育指導も行っていく予定です。ご家族の皆さんに信頼される、地域のかかりつけ歯科医院になれるよう、努力してまいりますので気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/44万円~、小児矯正/38万5000円~、インプラント治療/27万5000円~、セラミックを用いた補綴治療/5万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

