茂木 和久 院長の独自取材記事
もぎ矯正歯科医院
(市川市/本八幡駅)
最終更新日:2026/08/28
本八幡駅から徒歩1分。駅前交差点に面したビルの4階に「もぎ矯正歯科医院」はある。出迎えてくれたのは、爽やかな笑顔が印象的な院長の茂木和久先生だ。同院では矯正を決める前に、トリートメントコーディネーターによる丁寧なカウンセリングを実施。さらに診察券に院長の携帯電話の番号を載せ、診療時間外でも対応するなど、患者のことを第一に考えた矯正を行っている。「患者さんが心から笑い、喜んでくれることが何よりうれしいんです」と語る茂木院長に、同院の矯正の特徴などを聞いた。
(取材日2026年6月2日)
矯正歯科専門の歯科医院として、高度な医療をめざす
こちらでは、矯正方法の多様な選択肢を用意されているそうですね。

当院では、マウスピース型装置や裏側に着ける装置、表側でも目立ちにくい白いワイヤーなど、見た目に配慮した装置をご用意しています。近年ではマウスピース型装置を用いた矯正が一般的になってニーズが高まる一方で、「マウスピース型装置で矯正を行うのは難しいのではないか」と考える方もいたり、SNSなどで失敗例を目にすることも多くなってきました。私も患者さんから「マウスピース型装置のほうがよいのでしょうか」と質問を受けることがありますが、答えはケースバイケースです。お口の状態によってはワイヤーが適していることもありますし、逆にマウスピース型装置のメリットを十分に生かせると判断することもあります。マウスピース型装置だけでは矯正しにくい場合、部分的にワイヤーなどを併用しながら進めることもありますね。いずれにしろ、患者さんのご希望も伺いながら、専門的な視点で判断することが大事です。
歯科医師の判断によって結果が変わることもあるのでしょうか?
はい。例えばマウスピース型装置を用いた矯正は、患者さんにとっては身近で取り組みやすいですよね。ですが難しい症例の場合は特に、技術力によって矯正の質に差が出やすく、トラブルになる可能性もあるため注意が必要です。そういったリスクを回避するためには、やはり矯正を専門にする歯科医師に診てもらうことをお勧めします。私はこれまでにたくさんの症例に対応してきた矯正のスペシャリストであると自負しています。後進を育成する立場でもあり、矯正に関する講義の経験も豊富です。そういった私の技術や経験が、患者さんのお役に立てるのではないかと思っています。
その他、こちらの歯科医院ならではの矯正を教えてください。

当院は、保険適用の矯正治療を行うための施設基準を満たしています。通常、矯正治療は保険が適用されない自由診療となりますが、必要な施設基準を満たしている施設に限り、唇顎口蓋裂などの先天性疾患に起因した咬合異常や、顎の外科手術を要する顎変形症に対する矯正歯科治療を保険診療で行うことができます。他にも、例えば膠原病などの全身疾患があり、治療を断られる場合もあるような、リスクの高い患者さんなども診られるように体制を整えています。患者さんから「こんなに丁寧に、全身的な管理までして矯正をしてくれるところがあるなんて思わなかった」と言ってもらえるような診療を提供したいと思ってのことです。また、診察券には私の携帯電話の番号を載せてありますから、休診日や夜間の万が一のトラブルにも対応可能です。
「歯並び」の裏に、口腔全体の問題が潜んでいることも
どのような方が多くいらしていますか?

お子さんや、10~30代の女性が比較的多いですが、男性の患者さんもたくさんいらっしゃいます。未就園のお子さんも来院されますが、実は矯正を始める時期は、早ければ早いほど良いというわけではありません。矯正を始めるべき適切なタイミングを見極めることが重要です。また、年齢を重ねると矯正ができないと思われる方もいますが、全身疾患や歯周病などがなければ、基本的に年齢制限はありません。若い方と比べて時間がかかることもありますが、何歳になっても諦めないでください。見た目の問題から矯正を考える方が多いのですが、矯正というのは本来は口腔機能の維持や健康のために受けるもの。その結果として自然と見た目が整うことがめざせるというのが正しいイメージです。特に40代以降で歯並びの悪さを気にされている方の中には、口腔内に歯並びの他にも問題を抱えていることに気づいていないケースも多いんですよ。
大人の「歯並び」の裏に、口腔全体の問題が潜んでいるということでしょうか?
歯並びの乱れの状態や原因を特定するために検査をしてみると、歯周病で歯茎が腫れたりグラグラしていたり、虫歯で歯が抜けて全体のバランスが崩れているという症状が見つかることがあります。その状態で矯正やインプラント治療を行っても良い結果にはならず、同じ問題にぶつかることは目に見えています。当院で取り組んでいるのは、矯正も含めた適切な歯科治療で口腔全体の問題解決を図る「包括的歯科治療」です。専門性の高い治療が必要なこともありますから、それぞれ歯周病やインプラントを専門とする、信頼できる他院の歯科医師と連携して治療計画を立案します。各自の強みを持ち寄って、患者さんの口腔全体の問題を解決しようというわけですね。そして「包括的歯科治療」において“咬み合わせ”の問題を無視することはできません。咬み合わせがあやふやなままですと、矯正そのもののゴールが変わってしまうほどです。
なぜ「咬み合わせ」が矯正の結果を左右するのですか?

咬み合わせの悪さから咬む力に偏りが生じている場合、歯や歯茎に過度な負担をかけてしまいます。先ほど歯周病などの弊害を挙げましたが、力がきちんと分散されていない状態では、弱った歯茎の上の歯はますます揺れ、虫歯で脆くなった歯は割れてしまうかもしれません。このような状態で矯正をしても、一時的な見た目が整うことは見込めるかもしれませんが、お口にとって大事な「咬む」という機能をしっかりと果たせません。咬み合わせも含めた口腔全体の問題の解消を図ると同時に、歯を正しい位置に並べることをめざせば、機能性と審美性の両立に近づきます。もし数十年後に何本かの歯を失ったとしても、土台がしっかりとしていればインプラントなどの治療も検討できますね。お口に問題点があったり年齢を重ねた方に矯正を行う場合には、単に歯を並べることだけを目的とするのではなく、このような口腔全体の健康づくりを目的としています。
矯正の不安はトリートメントコーディネーターが解消
患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

矯正はとても複雑で専門性が高いので、なかなか細かく説明することが難しいのですが、なるべくわかりやすくお伝えするようにしています。特に患者さんは施術を受ける際、口の中で何をされているかよくわからないでしょうから、事前にしっかり説明するようにしています。また、患者さんが緊張せず気軽に話せるような雰囲気づくりも大切です。矯正では、患者さんとの関係が数年と長きにわたるので、コミュニケーションをしっかり取ることによって、信頼関係を築いていきたいと考えています。
矯正を始める前に質問することも可能ですか?
もちろんです。いきなり矯正を始めることはなく、お金や時間の問題など、患者さんのさまざまな疑問にトリートメントコーディネーターがしっかりとお答えします。私もコミュニケーションを大切に患者さんに接していますが、3人いるトリートメントコーディネーターは説明のエキスパートですから、きっとわかりやすく説明してくれると思いますよ。疑問があれば何でも聞いてください。お互い納得して矯正を始めましょう。
ところで、先生はなぜ歯科医師をめざしたのですか?

私自身も小学生の時に矯正を受け、その頃から漠然と歯科医師になることを意識していました。父の後を追って歯学部に入りましたが、矯正の分野を選んだのは、父の影響以上に自分自身が興味を持ったから。矯正は、物理学的な力のかかり方や、生物学的な生態の反応などを組み合わせて治すことをめざします。そうしたロジカルな点に面白みを感じましたね。
最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
矯正にハードルの高さを感じている方がとても多いと思うのですが、矯正によって得られるものは少なくないでしょう。もし「歯並び」以外にも問題があれば、すぐ近くにある検査センターや信頼できる歯科医師たちと協力して包括的に治療を行い、健康につなげられるような矯正をめざします。少しでも矯正に興味をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/90万円~、ワイヤー矯正/80万円~、裏側矯正(上下)/130万円~、白いワイヤーを用いた矯正/85万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

