高木 誠 院長の独自取材記事
コスギコモンズクリニック
(川崎市中原区/武蔵小杉駅)
最終更新日:2026/07/28
武蔵小杉駅近くの「コスギコモンズクリニック」は、内科全般の診療、院内設置のCTによる全身の検査に加え、呼吸器内科および脳神経外科の専門的な診療も受けられるのが特徴だ。「忙しい方にとって喘息や片頭痛は仕事にも生活にも支障が出やすい病気だと思います」と高木院長。そのため同院では適切な診断のもと、必要に応じて新たな薬での治療も行っている。「もちろん喘息や片頭痛でなくても、内科全般に幅広く対応しますから気軽にご相談を」と、笑顔で気さくに話す高木院長に話を聞いた。
(取材日2026年5月26日)
内科全般の診療に加え喘息や片頭痛の治療にも強み
クリニックの特徴や診療内容をお聞かせください。

当院は風邪や腹痛のような一般的な内科症状、生活習慣病などにも広く対応する、地域のかかりつけクリニックです。全身用CTを備え、お子さんが転んで頭を打ったなどでも受診されます。頭部打撲なら必ずCT検査を行うわけではありませんが、必要と判断した場合は当院で検査できます。加えて専門の医師による呼吸器内科、脳神経外科などの診療が受けられるのも大きな特徴です。例えば、私は日本呼吸器学会呼吸器専門医として喘息などの専門的な診療を行い、曜日により日本脳神経外科学会脳神経外科専門医の診療も受けられるため、片頭痛の患者さんも多くみえています。また、私は患者さんの全身を診たいとの思いから救急医療の経験も積み、当院でも日本救急医学会救急科専門医、日本内科学会総合内科専門医の観点から患者さんを総合的に診療しています。
呼吸器内科ではどんな病気を診るのでしょうか?
長引く咳・痰、呼吸困難、胸の痛みといった症状のほか、喘息の適切な診断・治療にも力を入れています。患者さんが受診される時、大抵は喘息の発作は治まっているため、検査だけに頼ると見落とすことも考えられます。そのため当院では、どんな症状だったかを把握するために専門的な観点からの問診を重視しています。また、最近は風邪などをきっかけに始まった咳が3週間以上続く、咳喘息も目立ちます。ゼーゼーといった息苦しさはありませんが、放っておくと気管支喘息に移行することも多く、早めに適切に治療することが必要です。喘息の治療は、原因となる気管支の炎症を抑える吸入薬を普段から用い、発作の時は気管支を広げる薬で症状を緩和するのが一般的。ただし吸入方法は吸入器ごとに異なるため丁寧に説明しています。こうした治療でも十分な効果が得られない場合、当院では生物学的製剤も処方可能です。
CTをはじめ多様な検査機器を備えているそうですね。

救急医療に携わった経験から、患者さんの状態を迅速に確認できるように検査機器を充実させています。脳や肺、腹部の小さな病変まで確認できる全身用CTのほか、超音波検査装置、デジタルエックス線画像撮影装置、感染症検査装置などを備え、所定の曜日には上部消化管内視鏡で胃や食道の検査も可能です。咳や痰、胸痛、息苦しさなどの症状には、まず胸部エックス線検査を行い、異常が見つかった場合は、より精度の高い胸部CT検査をお勧めしています。また喘息の患者さんに多い副鼻腔炎もCT検査が有用です。当院では患者さんが了承されれば迅速にCT検査を行い、早ければ結果説明まで1時間ほどで終えることも可能です。検査のために他の医療機関を受診することなく、結果もその日のうちにわかりますから、不安な気持ちを翌日に持ち越さずに済むメリットもあります。
効果が期待できる新たな治療法を積極的に導入
喘息治療での生物学的製剤にはどんなメリットがありますか?

重症化した喘息など、吸入薬で十分な治療効果が得られない場合、当院では生物学的製剤も治療の選択肢としています。2026年時点で6種類の生物学的製剤があり、喘息の原因に合わせてピンポイントで使用するため、治療効果が期待できるのが特徴です。一般的に吸入薬も併用しますが、その使用量の軽減にも期待できます。その分、タイプや症状、併存する病気などに合わせて選ぶことが重要で、喘息に詳しい呼吸器専門の医師でないと適切な選択は難しいかもしれません。お子さんの場合は年齢による使用制限も選択の条件に加わります。生物学的製剤は注射剤で2週間または4週間に1回の注射となりますが、自己注射の場合は複数回を一緒に処方でき、通院間隔を最長3ヵ月に1回にすることも可能です。また、2026年に保険適用になった注射剤は投与間隔が6か月に1回になるため、通院負担がさらに軽減できるのではないでしょうか。
脳神経外科では片頭痛のご相談も多いと聞きました。
患者さんは頭痛やめまい、体のしびれや痛み、頭部打撲などで受診されますが、中でも片頭痛のご相談は多いですね。片頭痛は20〜40代に多く、忙しいからと市販薬で我慢していると薬物乱用頭痛のリスクも高まるので、早めにご相談ください。現在は各種の生物学的製剤により、頭痛の発症予防が望めるようになっています。2025年からは注射剤以外に飲み薬も登場し、服用も手軽になりました。これらの処方は、頭痛治療の専門的な知識・経験を持つ医師が在籍する医療機関に限られますが、当院では脳神経外科専門医が該当するため処方可能です。脳神経外科には女性の医師も在籍していますから、片頭痛でお悩みの女性の患者さんも相談しやすいのではないでしょうか。また私も片頭痛の治療に対応可能なので、脳神経外科の診療日を待たずにご相談いただけます。
その他、力を入れている診療について教えてください。

地域のニーズに応えられるよう、川崎市の健康診断や予防接種、花粉症の舌下免疫療法、睡眠時無呼吸症候群などの診療にも力を入れています。睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に気道が塞がり、無呼吸状態を繰り返す病気で、熟眠感も得られません。そのため仕事中や車の運転中でも急に眠気に襲われるなど、日常生活に支障を来すだけでなく、将来的には脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが高まると考えられています。睡眠時の不規則ないびきや日中の強い眠気といった兆候があれば、当院で睡眠時無呼吸症候群の簡易検査や治療が行えます。加えて超音波検査で心臓の状態も確認できますから、どうぞご相談ください。
多忙な働く世代・子育て世代も受診しやすいよう配慮
先生が呼吸器内科をめざしたきっかけは何でしたか。

当初は全身をトータルに診療できる医師をめざし小児科を志望しましたが、当時の上司の勧めもあって呼吸器内科を専攻しました。たしかにとても奥の深い分野で、在籍していた済生会熊本病院で呼吸器の診療経験を積みました。その後、改めて「患者さんの全身を診る医師でもありたい」という思いを実現しようと、信州大学医学部附属病院の高度救命救急センターに国内留学。済生会熊本病院に戻ってからは救急医療や総合診療にも従事しました。そのため私は呼吸器専門医であることに加え、総合内科と救急科という複数の専門性を備えているのが強みといえます。
診療で大切にしていることをお聞かせください。
病気の原因や治療内容をわかりやすく説明し、納得して治療を受けていただくことです。患者さんの理解が深まるよう、診療室に大型で高精細なモニターを備え、詳細なエックス線画像などを見ていただきながら、病気の状態などを説明しています。また、忙しい働き世代や子育て世代も多い地域なので、利便性向上をめざして数年前にウェブ予約・ウェブ問診も導入しました。予約手続きは24時間対応で、問診も時間のある時にウェブから落ち着いて記入していただけます。問診には「原因の詳細な説明を希望するかどうか」という項目も設け、説明内容も患者さんのご希望に添うように努めています。もちろん予約なしでも、お待ちいただければ受診していただけます。
それでは地域の皆さんにメッセージをお願いします。

当院は内科全般の症状を幅広く診療する、地域のかかりつけクリニックです。「何か体調がおかしいな」と感じた時や頭部打撲の影響が不安な時など、さまざまなニーズに応えられますので、どうぞご利用ください。丁寧な説明と適切な治療で患者さんの不安な気持ちを和らげ、寄り添う立場でともに病気に立ち向かってまいります。さらに呼吸器内科、脳神経外科の医師が在籍し、喘息や片頭痛の専門的な治療も受けられます。特に喘息は一時的に症状が治まると、治療を中断される方も少なくありません。しかし原因となる気管支の炎症は残っていますから、治療を継続して炎症をしっかり治すことが大切です。お子さんや忙しい方も治療が続けやすいような診療体制を心がけていますので、お気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはCT/各部位1万5000円
上部消化管内視鏡/1万1500円
腹部超音波検査/6000円

