佐藤 仁彦 院長の独自取材記事
内科・泌尿器科さとうクリニック
(東大阪市/瓢箪山駅)
最終更新日:2026/08/07
近鉄奈良線・瓢箪山駅から北へ徒歩5分。「サンロード瓢箪山」商店街のアーケードを抜けた先に、「内科・泌尿器科さとうクリニック」はある。院長の佐藤仁彦(まさひこ)先生は、大学病院やがん専門の病院でがんの執刀医や全身管理に関わってきたエキスパート。地域の患者が気軽に利用できる障壁のない医療環境をつくりたいと開業し、一般内科から泌尿器科まで、幅広い悩みを持つ患者に頼りにされている。受診に伴う不安や恥ずかしさについても理解しており、診察では佐藤院長の優しさから生まれる細かな配慮がうかがえる。佐藤院長に、診療ポリシーや地域医療にかける想いを語ってもらった。
(取材日2026年7月3日)
「ちょっと聞いて」が言える、商店街のかかりつけ医
開業から7年が経過しましたが、どのような患者さんが来られていますか?

それは本当にさまざまで、僕の専門は泌尿器科ですが、かかりつけ医として総合内科的に幅広い相談で来られる方が多いです。熱や風邪の症状を持つ患者さん、膀胱炎や性感染症などの泌尿器科疾患の患者さん、がん患者さん――。他にも、膝の痛みなどの整形外科的問題、周辺に皮膚科が少ないこともあり皮膚の疾患、そして近年増えている精神医療を必要とする患者さんなど、実にさまざまなお悩みで老若男女が来院されています。かかりつけ医として、患者さん本人のことはもちろん家族構成や日常生活などの“背景”を知ろうと心がけています。ご紹介で来られる方が多く、一家全員で当院を受診しているという患者さんも多いです。「全部頼ってます」と言って皆さん本当に何でも話してくれて(笑)、商店街の中にあるクリニックですから、地域の方や近隣のお店の方など、道を歩いている方々とおしゃべりしながら楽しくやっています。
気軽に受診できる一方で、がんなどの発見にも注力されているとか。
国立がん研究センターなどで培ってきた経験や、エコー技術を生かし「何かが潜んでいるかもしれない」という視点で、全身を診るようにしています。例えば、検査結果のデータは問題なくても、患者さんご本人が「やっぱりちょっと痛くて」とおっしゃるなら、「何かあるはずだ」と見抜く力というか、そういう感覚は、大学病院やがん専門の病院で数多くの手術経験や重篤な患者さんを診てきた経験から研ぎ澄まされてきたと自負しています。検査などをきっかけに乳がんや膀胱がんが見つかることもあり得ます。全身を診ることで、さまざまな疾患の発見につながると思っています。当院で診ることができるものは僕が対応しますが、早期に対処が必要と判断すれば信頼できる病院へすぐに紹介させてもらいます。
泌尿器科の受診にハードルを感じる方も多いと思いますが。

受診に対する抵抗感や恥ずかしさがある方も多いと思います。まずは気軽に入りやすいように、ライトグリーンの明るい印象の外観と、正面はガラス張りになっています。当院は予約不要なので「心配だな」「行きたいな」と思った時に、気軽に来ていただけます。診察においては、医師である私だけでなく、必ず看護師が同席しますので、ご安心いただければと思います。また、必ずしも内診があるわけではありません。女性の場合は、まずは泌尿器科の知識・経験が豊富な看護師が初期評価をした上で、必要に応じて私が患部を診ます。女性は内診に抵抗があったり、男性はお尻からの直腸検査を嫌がったりします。当院は、下血などどうしても必要な時以外の検査はしません。そのため、抵抗感のある処置は少ないと思うので、気軽に来てもらえたらと思います。当院の約半数は女性の患者さんですからね。
絶望の淵にいる時も支えてくれた医療の道へ
医師をめざしたきっかけを教えてください。

医師を志したきっかけは、少年時代に経験した2つの大きな試練にあります。最初は小学5年生の時です。トラックに巻き込まれ、左足に命に関わるほどの大ケガを負いました。そして3回の手術を経験したことで、医師という存在が特別な憧れになりました。さらに中学3年生の時、事故の後遺症で歩行困難となり「生涯歩けない」と告げられる絶望を味わいます。しかし、そこからさらに3回の手術を乗り越えました。これほど素晴らしい医療の世界で、今度は自分が誰かを支える存在になりたい――2度の過酷な経験と医療への深い感謝が、私を医師の道へと突き動かしました。
卒業後はどのようなご経験を積まれたのでしょうか?
卒業後は、先進的な腹腔鏡下手術や男性更年期研究で知られる母校の大学病院で研鑽を積みました。その後、さらなる技術向上をめざして東京のがん専門病院へ赴きました。そこでは朝から夜中まで手術に明け暮れ、体重が10kg以上減るほどハードな毎日でしたが、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨する貴重な時間を過ごしました。その後も同院に3年間勤務。がんを専門的に扱う特殊な環境下で、循環器内科や脳神経外科がない中での重症対応や、手術に必要な内科的アプローチなど、泌尿器科の枠を超えた幅広い領域に対応しました。この病院での過酷ながらも濃密な経験こそが、幅広い疾患に対応できる現在の私の基盤となっています。
全身を診察できるエコー技術も、習得されたそうですね。

国立がん研究センター中央病院では、自ら希望して、エコーの画像診断の技術を2ヵ月かけてじっくり習得しました。本来お願いしてやってもらう検査技師の方々と一緒になって、朝から晩までエコーに没頭して技術を学ばせてもらったので、肝臓・腹部・首なども自分で見れるようになったのです。当時は開業など将来を見越していたわけではありませんでしたが、結果として、開業してから当時学んだ知識・経験を生かして、患者さんの全身を診ることができています。
相談のハードルは低く、提供する医療の質は高くしたい
患者さんと接する時に心がけていることはありますか。

私が理想とするのは、少年時代に出会った恩師たちです。医師をめざすきっかけとなった先生は、抜群の腕を持ちながらも、入院中の私のベッドに「ちょっと寝かせて」と冗談めかして来るような気さくな方でした。中学生の時にお世話になった先生も、エキスパートでありながら普段は友達のように接してくれました。そのような恩師たちのように、患者さんとの間に壁を作らず、決して偉そうにしない関係性を大切にしています。一方で、提供する医療のレベルには一切妥協しません。「何でも気兼ねなく話せる存在」でありながら、しっかりと技術で応えること。患者さんのすべての訴えに耳を傾け、心を開いて相談していただけるような診療を日々心がけています。
今後の展望はありますか?
開業からずっと多くの患者さんに来ていただいているので、医療者として常に知識を刷新しながら、日々の診療をしっかりと行っていくことが基本です。その上で、患者さんからのニーズもあって皆さんからも喜ばれるのであれば、新たな医療サービスを自由診療で取り入れていくことも検討しています。現在は、ED(勃起不全)治療などをエイジングケアの一環として提供していますが、今後は肥満症の外来を始める予定です。そしてまだ構想段階ですが、患者さんのニーズに合わせて美容医療の提供も考えています。医療者として効果の見込めることをちゃんとしたいという考えが大前提ですが、例えば、デリケートゾーンの脱毛などは泌尿器科であるわれわれの専門領域なので、そうしたサービスの提供も検討中です。親族に婦人科と精神科の医師もいるため、患者さんの健康を総合的にサポートするために外来の幅を広げるという未来も、可能性はあるかもしれません。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

これまで勤めてきた病院で、来院された患者さんは、どのような方でも受け入れて、どこまでも診ていく――という環境の中で育ってきました。開業して地域のかかりつけ医になってからも「誰でも何でも相談できる、受診ハードルの低いクリニック」でありたい、というのがモットーです。気軽に相談してください。何でも相談に乗りますよ。
自由診療費用の目安
自由診療とはED治療初診料/3300円
ED治療再診料/1100円
ED治療薬の処方/1540円~

