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天野 博明 院長の独自取材記事

三鷹あまの内科・腎クリニック

(三鷹市/三鷹駅)

最終更新日:2026/09/25

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック main

2026年4月、三鷹駅から徒歩5分の住宅街に開業した「三鷹あまの内科・腎クリニック」。院長の天野博明先生は、開業前には埼玉医科大学病院の腎臓内科で講師を務めた腎臓疾患の専門家だ。現在は腎臓内科のみならず、風邪といった日常的な不調から生活習慣病の管理まで、一般内科にも幅広く対応しているという。「目の前で困っている方に対応できる医師でありたいんです」と穏やかに語る天野院長。大学病院では重症期の患者にしか関われなかった経験から、開業後は一人ひとりの生活背景まで見つめ、最初から最後まで寄り添う主治医をめざしている。その診療姿勢や地域のかかりつけ医としての思い、今後の展望を聞いた。

(取材日2026年9月4日)

困っている人に応え最後まで寄り添う主治医をめざして

こちらにはどのような患者さんが来られていますか。

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック1

腎臓内科と一般内科の患者さんがおよそ半々の割合でいらっしゃいます。40代半ばから60代が中心ですが、90代の方も来られていて、幅広い世代の方が受診されていますね。私の専門である腎臓内科だけでなく、内科全般を診療し、さまざまな症状や疾患に対応しています。地域のかかりつけ医として、患者さんご本人はもちろん、そのご家族やお子さん、ご両親のことも含めて、何でもご相談いただければと思います。健康について気になることがあれば、気軽に受診していただきたいですね。

先生がめざしてきた医師像について教えてください。

もともと救急医療に関心があり、目の前でお困りの患者さんにすぐさま対応できる医師になりたいという思いが原点にありました。ただ、実際に外科や救急の現場に触れる中で、症状の原因を深く追究し、患者さんと長く向き合える内科の姿勢に惹かれるようになりました。内科では一つの疾患を治したとしても、併存する別の疾患があれば引き続き診ていく必要がありますし、急性期から慢性期まで長くお付き合いしていくことになります。その「なぜこの症状が出ているのだろう」と原因にアプローチしていく過程が、自分にはとても合っていたんです。最初にめざした形とは異なりますが、どんなお困り事にも対応できる医師でありたいという思いは、今もずっと変わらずに持ち続けています。

その上で、開業の道を選ばれたのはなぜですか。

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック2

大学病院では主に重症の腎臓病患者さんを担当していましたが、状態が落ち着けば転院になるか、かかりつけの先生にお返しする流れが基本でした。患者さんが普段どのような生活を送り、どんな経緯でここまで来られたのかを深く知ることが難しかったんです。一方で、患者さんが信頼を寄せて語るのは、普段から関わっているかかりつけの先生のことでした。もちろん重症の患者さんの治療にもやりがいは感じていましたが、本当の意味で患者さんの主治医になるには、最初からずっと関わり、生活背景や家族の状況も含めて治療方針を考えられる存在でなければと思うようになりました。いわばその方の「ライフスタイルの主治医」ですね。関わったからには最後まで責任を持てる存在でありたい、その思いが開業の原動力になりました。

腎臓の専門知識を生かした、生活を見つめ直す診療

一般内科ではどのような症状に対応されていますか。

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック3

風邪や発熱といった日常的な症状から、高血圧症・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病、花粉症や喘息などのアレルギー疾患、さらには睡眠時無呼吸症候群まで、内科として幅広く診ています。また、原因がはっきりしない体調不良で来られる方のお話にもしっかり耳を傾けるようにしています。一方で、当院では対応が難しいと判断されるような場合には適切な専門の先生をご紹介するようにしています。近隣には内視鏡検査や糖尿病、循環器などそれぞれの分野を得意とする先生方がいらっしゃるので、連携しながら患者さんを支えていける環境です。どの診療科を受診すればよいかわからないという方にとっても、まずご相談いただける窓口でありたいと考えています。

腎臓内科の専門性は、日々の診療にどう生かされていますか。

大学病院時代、腎臓に問題を抱える患者さんの生活習慣病を含めた内科全般を一手に担ってきた経験があります。腎臓病は高血圧症や糖尿病といった生活習慣病と密接に関わっていますので、生活習慣病の管理も得意としていること、そしてそれらを横断的に管理できることが当院の大きな強みではないかと感じています。また、腎臓内科には、健康診断で腎機能の数値を指摘されて「透析になってしまうのではないか」と不安を感じている方がよくいらっしゃいます。ただ、健康診断の結果を放置せずに来ていただいていれば、治療によって悪化させないことが見込めるケースが多いんです。そのため私の役割は、状態をきちんと見極めた上で「大丈夫ですよ、悪化させないために一緒に頑張りましょう」と方針をお伝えし、安心していただくことだと思っています。腎臓病は進行してからでは対応が難しくなりますので、気になることがあれば早めにご相談いただきたいですね。

患者さんと向き合う際に心がけていることを教えてください。

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック4

一人ひとりにしっかり時間をかけ、目を見てお話しすることを大切にしています。症状や治療について説明するときも、なるべく早口にならないように気をつけていますね。患者さんの表情を見て、まだ伝わっていないかなと感じたら「わからなかったところはありますか?」とお聞きするなど、納得していただけるまで丁寧にお伝えすることを心がけています。腎臓内科では、あまり薬に頼りすぎず、まず食事や生活習慣の見直しから始めることを基本的な治療方針としています。当院では栄養指導も行っており、人によっては食事内容を見直すだけでむくみの軽減が期待できるケースもあるんです。そのほか、健康診断を受けられた方には診察室で直接結果をご説明し、数値の意味や今後注意していただきたい点を一つ一つお伝えするようにしています。

困った時にまず思い浮かぶ、地域のかかりつけ医へ

患者さんが安心して通えるよう、工夫されていることはありますか。

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック5

院内はバリアフリーに対応しており、入り口にはスロープを設け、トイレも車いすやベビーカーで入れる仕様にしています。加えて、発熱のある方には専用の入り口をご用意し、一般の患者さんとは動線を完全に分けています。診察やお会計も専用のお部屋で対応しますので、皆さんに安心して受診していただけるのではないでしょうか。インフルエンザについては、従来の検査に加え、陽性反応が出にくい発症早期の段階から使用可能なAI機能を搭載した検査機器も取り入れています。そのほか、予約システムや自動精算機も導入し、受付や会計にかかる時間をなるべく短くできるよう工夫しました。初診の方には、受診後に「ご心配なことはありませんか」と、フォローアップのご連絡も差し上げるようにしています。

診療以外で取り組まれていることがあれば教えてください。

大学病院で研究や教育に携わってきた経験を、地域への情報発信という形で生かしていきたいと考えています。現在は動画配信サイトで疾患に関する解説動画を配信しており、動画をきっかけに当院を知ったという方もいらっしゃるんですよ。外来だけでは十分にお伝えしきれないこともありますので、患者さんが知りたい情報をわかりやすく届ける場として育てていきたいですね。また、地域の保健センターとも連携し、近隣にお住まいの方向けに腎臓や食事をテーマにした講演も予定しています。院内でも「腎臓教室」として、通院中の患者さんに腎臓病のことをわかりやすくお伝えする機会を設けたいと構想しているところです。診察室の中だけでなく、さまざまな形で正しい知識を届けていくことが大切だと感じています。

最後に、今後の展望と地域の方へのメッセージをお願いします。

天野博明院長 三鷹あまの内科・腎クリニック6

当院の理念は「困った時に頼られる地域のかかりつけ医でありたい」ということです。通院中の患者さんにはご高齢の方もいらっしゃいますので、将来通院が難しくなっても寄り添い続けられるよう、訪問診療の準備も進めています。患者さんの人生に最初から最後まで関わり続ける主治医でありたいという思いは、ずっと変わりません。受付や看護師を含めたクリニック全体で、患者さんに安心していただける対応ができるチームづくりにも力を入れていきます。何かあった時に「あそこに行けばいいんじゃない?」と真っ先に思い浮かべてもらえるようなクリニックが目標です。ご不安なことがあれば、何でも気軽にご相談ください。