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伊達岡 聖 院長の独自取材記事

ララ歯科クリニック

(茨木市/宇野辺駅)

最終更新日:2026/09/02

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック main

大阪モノレール・宇野辺駅から徒歩4分の住宅街に、2026年7月に開院した「ララ歯科クリニック」。院内にはモノトーンを基調としたカフェのような空間が広がる。院長の伊達岡聖先生は、大阪歯科大学を卒業後、同大学病院の口腔外科や障がい者歯科、府内歯科医院で研鑽。父の歯科医院から受け継いだ「ララ」という院名には、歯科診療から全身の健康まで見据える理念が込められている。矯正やインプラントはあえて行わず、適切な診断と病診連携、丁寧な一般歯科治療を軸に据える。「治療に来るというより、まずは日々のお困り事の相談に来ていただければ」と穏やかに語る伊達岡院長に、開業の思いや診療で大切にしていることを聞いた。

(取材日2026年8月10日)

院名に先進的な歯科医療と健康管理への思いを込めて

先生のこれまでの歩みをお聞かせいただけますか?

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック1

医療に真摯に向き合う父に倣って歯科の道を選び、大学卒業後は、大学病院の口腔外科や障がい者歯科で様々な治療困難な方の治療や手術、医療連携に携わりました。茨木エリアで開業しようと思ったのは、なじみのある地域で歯科医院選びに困っているという声をよく聞いていたからです。近隣の歯科医院は予約が1〜2ヵ月待ちということも珍しくないようで、少しでも地域のお役に立てればと考えました。また、少しずつ認知されてきていますが、口の健康状態が全身の健康につながっていることなど、患者さんに正しい医療情報と歯科医療をお届けしたいという思いもありました。この場所は歯科医院が以前あったということにもご縁を感じ、こちらで開業することにいたしました。

「ララ」という院名が印象的です。由来を教えていただけますか?

当院の名前は、父の歯科医院から受け継ぎました。ララはLARAと書き、2つの文章の頭文字に由来しています。1つは“Left hand with Advanced oral & maxillofacial health care”で、「左手は先進的な歯科口腔領域の診療を」という意味。もう1つは“Right hand with Another kind of health care”で、「右手は健康管理に関する情報提供を」。私自身、口腔外科を学んだ者としてこの2つにとても共感できますし、覚えやすく、聞き取りやすい「ララ歯科クリニック」を使わせてもらうことにしました。

院内の空間づくりでこだわった点を教えてください。

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック2

歯医者が苦手な方は多いと思うので、あまり歯科医院らしくない、自分自身も心地良く過ごせるカフェのような雰囲気にしたく、業者さんがイメージを形にしてくださいました。他に、画面をタッチして遊べるタッチモニターを導入して、小さいお子さんでも退屈せずに楽しんで通っていただけるようなキッズスペースを待合に設けています。また、口腔内スキャナーやCTのようなデジタル医療機器、自動精算機の導入、ウェブ予約への対応など、デジタル化を進めて診療を効率的に行えるよう工夫しています。クレジットカードやモバイル決済は近いうちに導入予定です。患者さんの動線は、待合と診察室を真っすぐ行き来するシンプルな設計にしました。まずはお気軽に雰囲気を見にきていただければと思います。

口腔外科で培った診断力を、一人ひとりの治療に生かす

口腔外科を専攻された理由をお聞かせいただけますか。

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック3

超高齢社会が続き、さまざまな病気を抱えながら多くのお薬を飲んでいる患者さんが年々増加しています。歯の治療でも全身の状態や薬の使い方を把握しなければ安全に処置できない場面が増え、全身管理を学ぶために大学病院の口腔外科を専攻しました。臨床では、自分の技術を客観的に評価してどこまで処置すべきか、どの段階でしかるべき医療機関にご紹介するかという線引き重要視して、在籍した約8年で最も力を入れたのは「診断と治療計画の立案」です。また大学院では口腔がんの臨床研究を通じて、課題解決に向けたエビデンスのある多角的なデータ分析で学位を取得しました。開業医では、最初に患者さんとの接点となるからこそ、口腔がんの早期発見や、急性炎症で緊急処置が必要になる場面もあります。まず病状を的確に診断し、その場でできる処置と適切にご案内ができること。それは口腔外科で経験を積んできたからだと感じています。

診療の中で、専門の先生と連携される場面はありますか?

矯正やインプラントについて、必要に応じて専門の先生をご紹介しています。口腔外科では、手術を伴う矯正やインプラントの埋入・骨造成にも携わっていましたので、一定水準以上の理解はありますが、治療は各分野の専門の先生のもとで受けるほうが患者さんにとって良いと考えています。当院では一般歯科、小児・障がい者歯科、口腔外科では急性症状から親知らずの抜歯や小手術、顎関節症などにも対応しています。また当院の1階は、地域から親しまれている医科診療所がありますので、医科歯科連携も取りやすいのも強みです。まずはご相談いただいて、一緒に最善の方法を考えていければと思います。

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック4

いきなり治療に入ることはなるべく避けています。トラブルの原因の多くは説明不足や理解不足です。まず問診──今は医療面接と言いますが──を通じて、患者さんの状態や背景をしっかり把握することを大切にしています。ご自身では「関係ないだろう」と思っていらっしゃる情報が、実は治療に関わっていることも少なくありません。そうした部分も丁寧にお聞きした上で、考えられる選択肢を提示するようにしています。ただ、必ずしも私が思うゴールが患者さんにとってのゴールではないこともあります。通院回数が少なく、痛みなく食事ができればそれでいいという場合など、それぞれの価値観を尊重したいと考えています。物理的にも立場的にも、患者さんと同じ目線でお話しすることを心がけていますし、もちろん緊急性がある場合は臨機応変に対応しています。

特別でなくていい。「普通の治療」をきちんと届けたい

先生の診療への考え方に影響を与えた経験があればお聞かせください。

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック5

大学病院に在籍中、恩師のご縁もあって障がい者歯科に移籍し、障がいのある方やえずきやすい方、歯科治療が怖くて治療ができない方といった歯科治療が苦手な方々の治療に携わるようになりました。その中で、自立した社会生活を送っている方ですが、十分なコミュニケーションが取れずに思うような歯科治療が受けられないままお困りの方を担当することがありました。その方がおっしゃったのが「特別に高度な治療は求めていない。ただ普通の治療をしてもらえたらそれでいい」というお言葉でした。できること、できないことを整理した上で、ごく一般的な歯科治療を進めたところ、苦手であった義歯も装着できるようになり、治療にご納得いただけました。寄り添うことで特別なことをしなくても支えられる方はまだまだいる。こういった経験が、できるだけいろいろな背景を持つ方を受け入れたいという今の思いにつながっています。

開業されて間もないですが、今後の展望をお聞かせください。

一人ひとりの患者さんをしっかり丁寧に診ていきたいので、急いで患者さんの数を増やすよりも、まずは目の前の方との信頼関係を大切にしたいと思っています。ごく少人数のスタッフで、受付業務から診療まで私一人で担当することも多いですが、だからこそ患者さん一人ひとりとじっくり向き合える時間が持てると感じています。また設備面では、デジタル化を引き続き進めていきます。院内をより使いやすいように改善したい部分もありますし、患者さんがお口や体の健康について知るきっかけとなるような情報提供のツールも整えていきたいと考えています。焦らず少しずつ、地域の方に頼っていただける歯科医院になれればうれしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

伊達岡聖院長 ララ歯科クリニック6

治療に来るというよりは、まずご相談に来ていただくところから始めてほしいと思います。急な痛みでお困りの方、いろいろな事情で歯科医院から足が遠のいてしまった方、今まで抱えてきたお悩みをどうしたらいいかわからずに諦めて過ごしてこられた方もいらっしゃるかもしれません。そういった方にも、一度お話しいただければ、そこから一緒に「どうしましょうか」と考えていけると思います。お口の健康は体の健康の入り口ですから、ご自身やご家族のために気になることがあればまずご相談ください。身近で気軽に足を運んでいただける歯科医院でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療/6万円~