岩野 光佑 院長、池谷 桃子 副院長の独自取材記事
大阪いわの内科・消化器内視鏡クリニック
(大阪市西淀川区/御幣島駅)
最終更新日:2026/10/05
JR東西線・御幣島駅から徒歩約1分の場所にある、2026年10月1日開院の「大阪いわの内科・消化器内視鏡クリニック」。一般内科に幅広く対応しながら、消化器疾患の専門的な診療を提供する。診療を担うのは、ともに消化器内科、特に胆道・膵臓の領域で研鑽を積んできた岩野光佑院長と池谷桃子副院長。胃・大腸の内視鏡やCTなどの検査体制も整え、病気の早期発見にも力を注ぐ予定だ。豊富な経験を持ちながら、気さくで親しみやすい雰囲気が印象的な二人に、開業への思いや診療の特徴、めざすクリニック像について聞いた。
(取材日2026年9月7日/情報更新日2026年10月1日)
地域に根差し、専門性の高い消化器診療を届ける
開業に至るまでの経緯を教えてください。

【岩野院長】私は幼少期に大きな手術を受け、病院や医師を身近に感じながら育ったことから、医師を志しました。消化器内科医として複数の急性期病院で胆膵領域を中心に研鑽を積む中、がんが進行した状態で初めて受診される方を多く診てきました。もちろん大きな病院でしかできない高度な医療も大切です。その上で、これまで培った経験を生かし、地域に根差したかかりつけ医として、がんの早期発見と予防に取り組みたいと思い、開院を決意しました。
【池谷副院長】私は高校生の時に体調を崩した際、小児科医である母がすぐに異変に気づき、早期に検査と治療を受けることができました。この経験が医師を志したきっかけの一つです。総合病院での高度な検査や治療にもやりがいを感じていましたが、身近な人のちょっとした不調に気づき、力になれる。そんな医師の姿に魅力を感じていたので、私にとって、地域で患者さんを診ることは自然な選択でした。
御院では、どのような診療を行うのでしょうか。
【岩野院長】一般内科に幅広く対応しながら、消化器内科では専門性を生かした診療を行います。そのための検査体制も充実させ、胃・大腸の内視鏡検査はもちろん、腹部超音波検査やCT検査にも対応します。入院が必要な治療は病院にお願いすることになりますが、外来で対応できる消化器の病気であれば、できるだけ当院で検査・診断から治療まで完結できるような体制を整えました。また、人間ドックにも力を入れていく予定で、希望に応じて内視鏡検査や膵臓の精密検査を組み合わせることもできます。何か気になる症状がある時はもちろん、「一度きちんと体を調べておきたい」という方にも、気軽に来ていただけるクリニックにしたいと思っています。
お二人とも消化器内科がご専門ですが、この分野を選んだ理由を教えてください。

【岩野院長】消化器内科では、自分が行った治療を通して、患者さんが改善していくことを実感できる場面が多いのです。治療後の患者さんの反応を直接感じられることにも、やりがいを感じていました。扱う臓器も胃や大腸、肝臓、胆嚢、膵臓など幅広く、そこにも魅力を感じました。中でも私は胆道・膵臓の分野を専門に選び、北野病院などで経験を積んできました。
【池谷副院長】私も「より多くの患者さんの力になれる診療科を」と考えて、消化器内科を選びました。もともと手を動かすことも好きで、研修医の頃に内視鏡を経験した時に「これは自分に合っている」と感じたことも大きかったです。その後は私も胆道・膵臓を専門として、内視鏡による検査や治療を中心に研鑽を積んできました。
病気の早期発見と、気軽に相談できる診療を追求
岩野院長は、特に膵臓がんの早期発見に注力されているそうですね。

【岩野院長】消化器がんは自覚症状が少ないものも多いのですが、中でも膵臓がんは早期発見が難しい病気の一つです。膵臓はおなかの奥深くにあるため、痛みなどの症状が現れた時には、すでにある程度進行していることも多く、これまで大きな病院でそうした患者さんを数多く診てきました。だからこそ、症状が出る前の小さな変化を捉えることが重要だと考えています。これまで膵臓疾患の診断に力を入れる医療機関や、北野病院で多くの症例を経験してきました。当院の診療でもその経験を生かし、腹部超音波検査では膵管のわずかな変化などにも目を配ります。必要に応じてCTなどの精密検査も行い、広い治療の選択肢が選べるよう早い段階で病気を見つけることをめざしていきます。
池谷副院長は、内視鏡検査のハードルを下げたいという思いも強いそうですね。
【池谷副院長】内視鏡検査は病気の早期発見に有用ですが、「苦しそう」「恥ずかしい」といった理由から受診をためらう方が多い検査です。特に大腸内視鏡は、若い女性にとって心理的なハードルも高い検査だと思います。ただ、胃がんや大腸がんは年齢を重ねた人だけでなく、若い人にも起こります。これまで診てきた患者さんの中には、妊娠中・出産後に、進行した状態で胃がんや大腸がんが見つかった方も複数いらっしゃいました。だからこそ、妊娠・出産を考える若い女性や、恥ずかしいという理由で検査を避けていた方にも、症状の有無にかかわらず、自分の体を確認する機会を持ってほしいと思っています。
診療する上で、お二人が大切にしていることを教えてください。

【岩野院長】私はまず「なんでも話しやすい先生」と思われることを大切にしています。診察では病気の話だけでなく、時には雑談も交えながら、患者さんが気軽に話せる雰囲気をつくるようにしています。私自身、堅苦しい診察はあまり得意ではないです(笑)。何げない会話から、本人が気に留めていなかった症状や生活習慣がわかることもありますし、何より「ちょっと聞いてみよう」と思ってもらえる医師でいたいですね。
【池谷副院長】私は患者さんのお話をしっかり聞き、何に困り、どのような不安を感じているのかを丁寧に受け止めるよう心がけています。同じ症状でも、悩みや生活背景は一人ひとり違いますので、こちらの考えを一方的に押しつけずに、その方の気持ちや希望も大切にしながら、一緒により良い方法を考えていきたいです。
検査から治療まで、安心して頼れるクリニックをめざす
人間ドックにも取り組むそうですね。

【岩野院長】当院では一般的な検査に、胃・大腸の内視鏡検査やCT検査などを組み合わせ、一人ひとりに合わせた人間ドックを提供します。膵臓もしっかり調べたいという方には、膵臓に特化した検査を組み合わせることも可能です。消化器疾患の診療に必要な設備をそろえているからこそ、気になる部分まで一つのクリニックで詳しく調べられることは強みだと思います。
【池谷副院長】人間ドックは自由診療なので、「高いな」と感じる方もいらっしゃると思います。でも、病気が進行してからでは治療にかかる負担も大きくなりますし、何より健康はお金には代えられません。もし何もないことを確認できれば安心にもつながりますし、ご自身の体と向き合う機会として活用していただけたらうれしいです。
検査で病気が見つかった場合、その後の治療にもつないでもらえるのでしょうか?
【岩野院長】もちろんです。当院で対応できる病気は引き続き診療しますし、入院や手術、より専門的な治療が必要であれば、適切な医療機関へ速やかにご紹介します。私は現在も北野病院で非常勤医師として診療を続けていますので、必要に応じて北野病院へ紹介し、治療内容によっては私自身が処置に携わることもできます。病院での治療が終わった後は、当院に戻って経過を診ていくことも可能です。大きな病院で働いてきたからこそ、急いで治療につなぐべき病気と、クリニックで経過を見られる病気を適切に見極めることの重要性を痛感しています。検査をして終わりではなく、その先まで安心して任せてもらえるクリニックでありたいです。
今後どのようなクリニックにしていきたいですか?

【岩野院長】何かあった時にまず思い出してもらえるクリニックになりたいですね。消化器の専門的な診療はもちろんですが、風邪や生活習慣病なども含めて幅広く診ながら、必要な時には適切な医療へつないでいく。そのような身近なかかりつけ医として、長く地域の皆さんの健康を支えていけたらと思っています。
【池谷副院長】私たちと同世代の方や、もう少し若い世代の方にも気軽に来ていただきたいですね。今は元気でも、年齢を重ねれば体の悩みは少しずつ変わっていきます。ちょっとした不調から検査、病気の予防まで、その時々に必要なことを相談してもらいながら、患者さんと一緒に年齢を重ねていけたらうれしいです。「ここに来れば安心」と思っていただけるような、長くお付き合いできるクリニックをめざしていきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/2万円~、膵臓の総合検診/3万円~

