大和 宣介 院長の独自取材記事
虎ノ門・日比谷クリニック
(港区/虎ノ門駅)
最終更新日:2026/09/01
東京メトロ銀座線・虎ノ門駅の改札から直通のビル5階にある「虎ノ門・日比谷クリニック」。オフィス街のまさに中心にある同院には、朝8時から診療していることもあり、出社前や昼休みに訪れるビジネスパーソンが多いという。院長の大和宣介先生は、にこやかな表情と穏やかな話し方が印象的だ。日本内科学会総合内科専門医の資格を持ち、生活習慣病、皮膚の症状、泌尿器疾患や性感染症など、患者の幅広い訴えに対応している。そんな大和院長に、クリニックの特徴や日々の診療などについて聞いた。
(取材日2026年6月9日)
朝8時からの診療で働き世代を支える
初めに、こちらのクリニックの特徴をお聞かせください。

オフィス街の中にあって、午前8時から午後5時まで診療しています。朝早くから診療しているのは、患者さんに出勤する前に立ち寄って診療を受けていただきたいからです。30~50代の働き盛りの方が中心で、退職後も定期的に通ってくださる患者さんもいますよ。私のもともとの専門は消化器内科なのですが、さまざまな症状の患者さんが来院されます。高血圧症・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などの生活習慣病や、泌尿器疾患、アトピー性皮膚炎や白癬(水虫)といった皮膚疾患の患者さんが特に多いですね。また性感染症のご相談も増えていますし、AGA(男性型脱毛症)や男性更年期など、働き世代の男性ならではのお悩みも多いです。
働き世代がかかりやすい泌尿器疾患には、どのようなものがあるのでしょうか?
よく見られるのは、前立腺肥大、膀胱炎、過活動膀胱などで、特に男性は50歳前後から前立腺肥大のリスクが高まります。トイレが我慢できなくなったり、夜中に何度もトイレに起きたりするようなことがあれば、一度検査にいらしてください。中には前立腺がんや膀胱がんが潜んでいることもありますからね。また、腰痛や血尿で受診された方に尿管結石が見つかることもあります。
性感染症についても教えてください。

尿道の炎症を調べてみると、クラミジアやマイコプラズマに感染していたというケースが増えています。また、喉の違和感が淋菌などの性感染症から生じることもあるんです。ご自身で心当たりがある場合はもちろん、パートナーが性感染症と診断された場合には、必ず検査を受けてください。性感染症が不妊の原因となったり、慢性的な炎症を引き起こしたりすることもありますので、放置してはいけません。当院では梅毒の検査や治療にも対応しています。
内科の検査やワクチン接種はどのようなものに対応されていますか?
腹部エコーや心電図など、初期診療のための一通りの検査機器をそろえており、検査で何か異常が見つかれば、提携している病院にすぐ紹介できる体制が整っています。インフルエンザ、帯状疱疹、RSウイルス、麻疹・風疹などのワクチン接種を受けに来る方も多いです。ご高齢の方には肺炎球菌のワクチン接種なども行っています。当院がめざすのは、健康の維持と、生き生きと輝ける生活の実現、QOL(生活の質)の向上です。オフィス街で働かれている皆さんのかかりつけ医でありたいという思いで、毎日診療しています。
総合内科の専門性を生かした丁寧な診療
先生は、総合内科専門医の資格をお持ちなのですね。

はい。もともとは山梨医科大学(現・山梨大学医学部)を卒業後、消化器内科を専攻していました。1999年から当院で診療しているのですが、患者さんの症状は本当にさまざま。ですから、自分の専門性を高めるのであれば、幅広い知識を求められる分野がいいのではないかと思い、日本内科学会総合内科専門医の資格を取得しました。患者さんによっては「だるい」という主訴だけで来院される方もいらっしゃいますが、そこから考えられる疾患は非常に幅広いですよね。診察では、貧血なのか、肝臓が悪いのか、血糖値が高いのかなど、丁寧にお話を聞いて原因疾患を絞り込んでいくのですが、そのような場合にも総合内科専門医の知識は役立つと考えています。
会社の健康診断で異常値を指摘されて来院される方も多いのではないでしょうか。
そうですね。そのほか、区の健診などを受けて来院される方もいます。時代による健康志向の高まりか、以前に比べると健診の結果を受けて来院される患者さんは増えている印象です。もう一度調べてみて、例えば前立腺がんを疑う数値が非常に高かった場合には、すぐに専門の病院に紹介できるよう体制を整えています。また、会社のお昼休みに来院されて、心電図をとったところ異常値が見つかった場合には、その日のうちに専門の病院で治療を受けられるようフォローします。やはりこれはオフィス街に近いからこそできることでしょう。ただ、中には来院されても「お薬を飲みたくない」などと、あまり治療に前向きではない方もいらっしゃいます。
そういった時、どのように患者さんにアプローチするのでしょうか。

資料を提示して、丁寧に説明します。例えば「高血圧の薬を飲みたくない」という方に、高血圧と脳卒中の関連性についてわかりやすく示したグラフをお見せするなどです。それが病気の理解につながれば、納得して薬を飲んでいただけるのではないかと考えています。また、クリニックの場所柄、会社の経営者も多いです。そのような方が「どうしても手術はしたくない」とおっしゃる場合、ご本人の気持ちも大事ですが「ご家族や、社員の皆さんのためにも手術してみませんか」と、患者さんの背景を常に考えながら、必要な治療につなげられるようなコミュニケーションを心がけています。
自身も「会社員」だったから、働く人の気持ちがわかる
産業医学についても精通されているそうですね。

現代は、仕事でストレスを抱えている方も多く、そういった方はメンタルヘルスの疾患にかかっている恐れがあります。ストレスチェックを実施する会社も増えたので、そういった方は以前より見つかりやすくなりました。しかし、会社での面談や受診を避ける方も多く、結果として重症になってしまう方がいるのです。そういった方にはなるべく早めに心療内科などを紹介する必要があると考えています。また、先ほど「健診結果を聞いて受診される方が増えた」と言いましたが、それでも働き盛り世代は皆さんお忙しいですから、やはり健診結果が悪かろうが病院に行きたくないという方も依然として多く見られます。そういった方に直接お電話して、受診を促すことも大切だと考えています。
先生ご自身も医師になられる前は会社員だったのだとか。
はい。東京工業大学では金属工学を学び、その後大学院の修士課程を経て、製鉄会社に勤務していました。製鉄会社では宇宙船の部品の原料を作ったこともあるんですよ。その後、山梨医科大学を卒業して医師になり、大学の関連病院での勤務を経て当院の院長職を引き継ぎました。会社員を経験しているので、働いている方々の漠然とした不安や勤務に関するお悩みも理解できるほうだと思っています。医師になり、常に知識を研鑽していかなければならないことを強く感じたので、今も多様なお悩みに対応するために、勉強会や医師会で行われている講座に積極的に参加して、知識をアップデートしています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

これまで総合内科専門医として幅広い疾患を診てきましたので、健診での異常値や、ちょっとした自覚症状からも、何かしらの答えが出せるかもしれません。オフィス街に近く、朝から診療しているクリニックです。仕事前や仕事の合間に気軽に相談にいらしてください。どのような病気であっても、早期発見・早期治療が診療の基本。少しでも違和感や不安があれば、すぐにいらしてほしいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはAGA治療/5000円~(初診料)

