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新しい命を預かる責任
培養室が取り組む安全性と精度向上

さくら・はるねクリニック銀座

(中央区/銀座一丁目駅)

最終更新日:2026/10/08

さくら・はるねクリニック銀座 新しい命を預かる責任 培養室が取り組む安全性と精度向上 さくら・はるねクリニック銀座 新しい命を預かる責任 培養室が取り組む安全性と精度向上
  • 自由診療

一般的に不妊治療は、タイミング法、人工授精、体外受精というステップを踏む。体外受精でうまくいかなかった場合は、顕微授精を検討することになるだろう。しかし、顕微授精や胚培養には専門的な設備や環境が求められる。今回取材で訪れたのは、先進の設備を各種そろえた培養室を備え、先進医療を含め専門性の高い不妊治療に取り組む「さくら・はるねクリニック銀座」。院長の三木明徳先生は「なかなか治療がうまくいかない方に対して、原因を探って解決策を提案できるのが当院の強みです」と語る。選択肢を提示できるのは、培養部部長の小林充さん率いる培養室の支えがあるからこそ。培養室では具体的にどのようなことを行っているのか、小林さんに詳しく聞いた。

(取材日2026年9月8日)

体外での受精や受精卵の育成を行う培養室

Q不妊治療において培養室はどのような役割を担っていますか?
A
さくら・はるねクリニック銀座 受精卵を取り扱うため、温度や衛生環境にも配慮された培養室

▲受精卵を取り扱うため、温度や衛生環境にも配慮された培養室

不妊治療では、卵子や精子を体外で受精させる体外受精というプロセスが必要になる場合もあります。女性の体内から卵子を取り出す「採卵」に始まり、成長した受精卵を子宮に戻す「胚移植」までの間、卵子や受精卵は培養室で過ごすことになり、それらの技術提供と管理を行うのが培養士です。クリニックにおいて培養室は「要」と言えると考えています。どんなに患者さまが体調管理に注意しても、医師が適切な診断と治療をしても、培養室の管理や技術に問題があれば治療の精度は大きく低下するでしょう。体外環境は、卵子や受精卵にとってベストとはいえません。本来のポテンシャルを維持し、体内へ戻すのが私たち培養士の使命です。

Qこちらの培養室ならではの特徴を教えてください。
A
さくら・はるねクリニック銀座 培養士たちが連携しながら、受精卵の培養や管理を行う

▲培養士たちが連携しながら、受精卵の培養や管理を行う

現在、当院には7人の培養士が在籍しており、高度な生殖補助医療に対応できる体制を整えています。7人全員が、顕微授精を含む専門性の高い技術を提供することが可能です。時間に追われながら複数の作業を同時に進めることはミスにつながる可能性があるため、一つ一つの工程を丁寧に確認しながら進めることを大切にしています。また、スタンダードな治療でうまくいかない方に対して、さまざまな技術や治療の選択肢があることが大事です。当院の培養室では、「求められたときに技術的にできない」ということがないよう、新しい技術の導入や検討を実施できる体制を作っています。

Q胚培養の精度向上のために取り組まれていることは?
A
さくら・はるねクリニック銀座 受精卵を体外で培養するためのインキュベーターという機器

▲受精卵を体外で培養するためのインキュベーターという機器

受精卵はインキュベーターという機器で成長を見守りますが、体温程度の温度や培養液を至適なpHに導くガス濃度を維持することが重要です。しかし、観察のために受精卵をインキュベーターから取り出すと、温度やガス濃度が乱れてしまいます。そこで、受精卵へのダメージを最小限に抑えるために、当院ではタイムラプスインキュベーターを2台導入し、全症例に提供できる体制を整えています。これは、顕微鏡と一体になったインキュベーターで、受精卵を外に出すことなくPCモニター上で観察することができる機器です。また、結果を月に1度モニタリングし、機器類の異常、培養液のロットの差、培養士や医師の技術的変化にも目を光らせています。

Q培養士として働く上で何を大切にしていますか?
A
さくら・はるねクリニック銀座 培養室の役割や不妊治療への思いを語る小林さん

▲培養室の役割や不妊治療への思いを語る小林さん

現在、培養士の業務内容は多岐に渡っていますが、突き詰めると培養士は技術職です。現状に満足せず、常に技術向上を怠らないようにしたいと考えています。当院のスタッフ全員にそのことを意識してほしいので、個人の顕微授精の結果を培養部内で公表しています。勉強会や症例発表会への積極的な参加も呼びかけています。私自身も筆頭演者として発表したり、TEバイオプシーのハンズオンセミナーで講師も務めたりしています。何よりも大切なのは、新しい命を扱っているのだという畏(おそ)れを持つことです。培養士を続ける限り、忘れてはいけないと思っています。逆にこのプレッシャーを感じない人はやってはいけない仕事だとも考えています。

Qチーム医療として意識していることはなんですか?
A
さくら・はるねクリニック銀座 患者一人ひとりを支えるため、日々技術を磨いている

▲患者一人ひとりを支えるため、日々技術を磨いている

できるだけ上下関係にとらわれず、率直に意見を出し合えるような風通しの良い環境を目標にしています。ベテランの過去のルーティンの中には非効率的で効果の薄いこともあり、新しい声を柔軟に受け入れ改善につなげています。ベテランからはこれまでの経験に基づくアドバイスをすることで、サポートできます。それぞれの良さを生かしながら、お互いに高めていきたいと思っています。一人の発想では限界もありますが、複数人で考えれば、さらなる妊娠・出産への近道が切り開けるかもしれません。培養室だけではなく、医師や看護師とも情報交換しながら連携し、患者さま一人ひとりと向き合い結果を出せるように尽力していきたいです。

ドクターからのメッセージ

三木 明徳院長

受精卵を観察することで、どの程度の可能性が見込まれるのか、ある程度わかります。難しいのは、良好な状態と評価される受精卵が必ず着床するとは限らず、どの受精卵も着床の可能性はゼロではない点です。すぐに妊娠に至るケースもあれば、何度も挑戦して妊娠に至るケースもあり、デリケートな治療だからこそ、クリニック選びで迷っている方も多いかもしれません。そんなときは、不妊治療の要でもある培養室に着目してみるのもよいでしょう。当院では、培養士として豊富な経験を持つ小林さんを筆頭に、向上心あふれる培養士たちが日々努力しています。不妊原因の約5割を占める男性不妊に対する診療もしているので、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

採卵プラン/38万円~ ※詳細はクリニックホームページをご覧ください