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子どもの心の不調に気づいたら
心療内科・精神科で早めの相談を

表参道こころのクリニック

(渋谷区/明治神宮前〈原宿〉駅)

最終更新日:2026/09/25

表参道こころのクリニック 子どもの心の不調に気づいたら 心療内科・精神科で早めの相談を 表参道こころのクリニック 子どもの心の不調に気づいたら 心療内科・精神科で早めの相談を
  • 保険診療

朝起きられない、学校へ行こうとすると頭痛や腹痛を訴える、体がだるそう、元気がないといった子どもの変化に、「様子を見ていて大丈夫なのか」「クリニックなどを受診したほうが良いのでは」と悩む保護者も多いのではないか。国の調査では、小中学生の不登校児童生徒数は12年連続で増加し、2024年度には35万3970人と過去最多を更新。不登校の背景には、うつ病や不安症などの心の病気や、発達障害が関係していることも。「表参道こころのクリニック」では、子どものメンタルヘルスに関する相談が増える中で、医師や心理士が一人ひとりの症状に合った治療や支援を行っている。子どもの心の不調に気づいたときの受診のタイミングや診療の流れ、家庭での関わり方について、同院の中村俊規院長に話を聞いた。

(取材日2026年7月13日)

まずは生活習慣の改善からスタート。必要に応じて心理検査も活用し、子どもの心に寄り添う

Q受診のタイミングを教えてください。
A
表参道こころのクリニック 子どもと家族が安心して相談できる環境を大切にする中村院長

▲子どもと家族が安心して相談できる環境を大切にする中村院長

子どもの場合は、心の不調が頭痛や腹痛、吐き気、疲労感などの身体症状として現れることも少なくありません。また、学校へ行きたがらない、イライラしやすい、元気がない、睡眠リズムが乱れるといった変化も受診を考えるサインです。こうした状態が数週間以上続いたり、学校生活や家庭生活に支障が出たりしている場合は、医療機関に相談することをお勧めします。子どもの心の問題は児童・思春期精神科が専門ですが、子どもの診療に対応している心療内科や精神科でも相談できます。かかりつけの小児科に相談し、適切な医療機関を紹介してもらうのも一つの方法です。

Q子ども本人が受診を嫌がっています。どうしたらいいですか?
A

その場合、当院ではまず親御さんだけ来院していただき、お子さんの様子やご家庭で困っていることを伺っています。その上で、お子さんの状態に応じて、受診のタイミングやご家庭での関わり方を一緒に考えていきます。保護者だけでお子さんを支え続けるのは、とても大変なことです。医師や看護師、心理士などに状況を話すことで気持ちが整理され、お子さんと向き合えるようになることもあります。受診は診断をつけることだけが目的ではありません。お子さんやご家族が少しでも安心して毎日を過ごせるよう、一緒に方法を考えていく場でもあります。当院ではオンライン診療にも対応していますので、ご希望に応じてご相談ください。

Q初診ではどのような診察や検査を行うのでしょうか?
A
表参道こころのクリニック 気持ちに寄り添いながら、一人ひとりの状況に合わせた診療を行う

▲気持ちに寄り添いながら、一人ひとりの状況に合わせた診療を行う

まずは、お子さんや保護者から現在困っていることを丁寧に伺います。学校や家庭での様子、睡眠や食事、友人関係のほか、出生歴や発育歴など、これまでの成長の経過についても確認し、お子さんの状況を総合的に把握していきます。中には言葉でうまく気持ちを表現できないお子さんもおられますので、診察では表情や視線、しぐさなど非言語的なサインも大切な情報として見ています。また、必要に応じて心理検査を行い、発達の状態やものの考え方・捉え方、性格傾向などを客観的に評価します。検査結果だけでなく問診や診察で得られた情報も合わせて、一人ひとりに合った治療や支援の方法を考えていきます。

Q治療はどのように進めていくのでしょうか?
A

お子さんの年齢や症状に合わせて進めていきますが、まずは生活リズムを整えることが基本となります。例えばスマートフォンの利用時間や就寝時間を見直すなど、生活習慣の改善から始めます。また、最近増えている発達症の症状が、お子さんの学校生活などに影響を与えている場合もあります。発達症は決して病気ではありません。お子さんの特性の1つとして考え、工夫し、サポートしてあげることで、日常生活だけではなく、成績の向上、受験なども対応できるようになっていく場合もあります。必要に応じて心理的な支援や薬物療法を組み合わせていきますが、薬物療法は、お子さんの状態を十分に見極めた上で、本当に必要な場合に慎重に行われます。

Q家族や学校はどのように関わればいいのでしょうか?
A
表参道こころのクリニック 子どもの心の不調に早期から向き合い、家族とともに支援を行う

▲子どもの心の不調に早期から向き合い、家族とともに支援を行う

「早く学校へ戻してあげたい」「みんなと同じように生活できるようになってほしい」と焦ってしまう保護者も少なくありません。しかし、お子さんに心の病気や発達障害があった場合、無理に登校を促したり、できないことを責めたりすると、お子さんをさらに追い詰めてしまいます。まずは忘れ物が多い、不注意、コミュニケーションが苦手などお子さんの不得意としていることを医師や心理士が家族からお伺いし、サポート方法を考えていきます。心理士による、お子さんの特徴を踏まえた日常生活、学校生活における家族の支援、サポートプログラムも行っています。また、必要に応じて学校とも連携しながらお子さんを支えていきます。

ドクターからのメッセージ

中村 俊規院長

10年ほど前までは「子どもにうつ病などはない」という考え方もありました。現在では子どもでも心の病気を発症することがわかっています。お子さんの気分の落ち込みや体調不良、不登校などが続く場合は、心の病気が関係している可能性も考え、受診をお勧めします。また、最近増加している発達障害が原因の1つかもしれません。発達障害は、周囲がその子の特性を適切にサポートすることにより、状況の改善や成績向上が見込まれます。当院では医師のほか心理士や看護師、管理栄養士など多職種が連携し、お子さんとご家族を支えています。どんなことでも遠慮なくご相談ください。早めの相談が、お子さんの改善につながると思います。