肥満症は治療が必要な疾患
診療と生活改善でめざす健康的な減量
蒲田駅前やまだ内科糖尿病・甲状腺クリニック
(大田区/蒲田駅)
最終更新日:2026/10/01
- 保険診療
「体重が気になる」「健康診断で減量を勧められた」という悩みを抱えながらも、改善につながらない人は多いのではないだろうか。肥満は糖尿病や高血圧、脂質異常症などさまざまな病気の発症リスクを高め、肥満症となれば治療の対象となる。近年はGLP-1受容体作動薬も登場し、薬品を用いた肥満症治療が行われるようになった。「蒲田駅前やまだ内科糖尿病・甲状腺クリニック」の山田朋英院長は糖尿病・甲状腺疾患・内分泌内科が専門で、肥満症やメタボリックシンドロームの診療に力を入れている。「糖尿病・内分泌代謝疾患の専門的な知見を生かしながら、保険適用となる肥満症治療に幅広く対応しています」と語る山田院長に、肥満症のリスクや保険診療で行う肥満症治療について詳しく話を聞いた。
(取材日2026年9月11日)
目次
単なるダイエットではなく医療として取り組む肥満症治療。薬物療法と継続的な習慣改善でリバウンドを防ぐ
- Q肥満と肥満症の違いや、リスクについて教えてください。
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A
▲充実した検査機器
肥満はBMIが25以上の状態を指し、高血圧症や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病をはじめ、大腸がんや乳がんのリスクが高まるとされています。一方、肥満症は、肥満に伴った健康障害があるか、もしくは過剰な内臓脂肪の蓄積により減量治療を要する医学的疾患です。肥満症になると、高尿酸血症や睡眠時無呼吸症候群、膝関節疾患、腎臓病なども引き起こしやすくなるとされています。さらにBMIが35以上になると高度肥満症と判定され、心不全や呼吸不全など突然死につながる重大な危険性が飛躍的に高まるといわれています。肥満症は、単なる体型の問題ではなく、健康維持のために適切な処置が必要な病態なのです。
- Q肥満症治療について教えてください。
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A
▲明るい受付ではスタッフが丁寧な対応を心がける
食事・運動・行動療法の3つが基本となります。食事療法では低脂質・高タンパクを意識し、1日25g以上の食物繊維と塩分10g以下を目標に、栄養バランスを長期的に整えることをめざします。運動療法では有酸素運動による脂肪燃焼と筋肉量の維持を目的とし、毎日合計1万歩の歩行や10〜30分のやや高負荷な運動を習慣化させます。併せて、朝食抜きや偏食、早食い、夜間大食といった悪習慣を是正する行動療法を取り入れます。さらに適応要件を満たす場合には、医師の管理のもと、セマグルチドやチルゼパチドといった皮下注射を組み合わせます。これは、保険診療の肥満症治療薬で、週に1回、ご自分でおなかや太ももなどに注射をします。
- Q御院では、どのようなサポート体制を整えていますか?
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A
▲糖尿病・内分泌代謝疾患の専門的な知見を生かした診療
「食事制限や運動を頑張っても、自力ではなかなか体重が減らない」と悩まれる方は決して少なくありません。肥満症治療は生活習慣の改善を図ることが基本ですが、自己流の取り組みだけでは十分な効果が得られないためです。当院では、管理栄養士による栄養指導をはじめ、患者さん一人ひとりのライフスタイルに寄り添った無理のない生活習慣改善プログラムを提供します。必要に応じて適切な肥満症治療薬を併用し、医学的根拠に基づいて、安全性を追求した継続的な減量を強力に支援します。また、駅近くの立地で朝早くから診療を行うなど通いやすい環境を整えており、途中でやめることなく長期的に通院・治療を継続しやすい体制を重視しています。
- Q肥満症の予防やリバウンド防止のポイントを教えてください。
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A
▲清潔で広々とした検査室
患者さん自身が問題点やリスクに気づき、主体的に食事や運動の変革に取り組むことが最も大切です。わずかな体重の減少であっても糖尿病や高血圧などのリスク低減に直結するため、早い段階から継続的に取り組むことをお勧めします。当院では、通院のたびに体組成を詳細に測定した上で適切な生活指導を行っています。絶食や極端なカロリー制限による不健康なダイエットは代謝を落としてリバウンドを招きます。そのため、良質なタンパク質を摂取する適切な食事療法と適度な運動で着実な減量をめざします。健診で問題を指摘された際は自己判断で治療を中断せず通院を継続し、減量後の体重維持にも十分な注意を払うことが予防と改善の鍵となります。

